logo

STAFF BLOG

KIKOKU塾通信

帰国生入試における面接の位置づけ

帰国生入試における面接の配点は?

一般入試や高校入試における面接はあくまで補助的な位置づけでしかありませんが、帰国生入試における面接の重要度は、イメージしにくいかもしれません。気になる面接の配点については、一部の大学を除いた多くの大学で非公開となっています。

例えば横浜市立大学は、「小論文(配点 100 点)、面接(配点 100 点)の合計点を審査基準とし、合計得点の高い者を合格とします。」というように、面接の配点が要項上に現れていますが、ICUは、「合否は試験結果と出願書類を合わせて総合的に判定します。」としています。

また、審査基準を示している横浜市立大学に関しても、出願書類が得点化されるのか、それとも面接の資料でしかないのか等は明記されていません。ICUに関しては、試験・面接・書類のそれぞれに得点がどのように振り分けられているのかが明確ではありません。その他の大学でも、合否の判断方法については要項上触れていないケースもありますし、面接を4段階評価して学科試験の結果と併せて総合的に合否判断する大学もあります。このように、帰国生入試における面接の位置づけは、要項上は明確ではありません。


実際には、面接は「挽回のチャンス」がある重要科目

しかし、実際の受験生の合否状況を見ていると、面接は重要であると言えます。学科試験でのビハインドを、面接で挽回しているケースが多いのです。特に中堅大学においては、面接での挽回・逆転が多い印象を受けます。もはや「面接だけで合格した」といっても過言ではないというケースもあります。面接に対する配点が公開されていないことが、プラスに働いていると言えるでしょう。

もちろん逆に働くことも考えられますが、特別な場合を除き、面接で失敗したことが不合格に直結したというケースは見られません。(※一次試験が学科で、その合格者のみが二次試験の面接に進むという場合は、面接の失敗は不合格に直結します。)

そもそも帰国生入試は、海外で培った多様な価値観を持った学生を受け入れるという点に特徴があります。これらは学科試験だけで測れるものではなく、書類や面接で伝わる性質のものです。上記のようなケースを見ると、面接による人物評価が合否に与えている影響は大きいと言えるでしょう。ただし、各大学が求める最低限の学力は備えていないと、どんなに面接で良い印象を与えても、合格には届きません。特に上位の大学は、面接よりも学力試験を重視していると思われる大学もありますので、面接での逆転が常に自分にも起きると思ってはいけません。学科試験対策と面接対策の両方をしっかり行っていく必要があります。「面接が得意だから大丈夫」という誤解はしないように、注意してほしいです。


帰国生入試における面接の種類

面接は大きく分けて、以下の3種類に分けられます。

◆個人面接
多くの大学はこの形式をとっています。受験生一人に対して、面接官複数人が担当します。面接官の人数は大学・学部・学科によって様々ですが、大体3人が一般的です。多いところでは、面接官が10人を超えることもあります。

◆グループ面接
複数人の受験生が同時に面接を受ける形式です。グループ面接の形式を取る大学はほとんどありませんが、「当日会場に行ってみたらグループ面接だった」と判明する場合もありました。

◆集団討論形式
複数人の受験生があるテーマについて討論し、その発言や態度を面接官が評価する形式です。こちらも帰国生入試で採用している大学はほとんどありませんが、ICUが取り入れています(※要項上はグループ面接となっています)。


面接のタイプはほとんどが個人面接ですが、受験予定の大学の入試要項にしっかり目を通し、面接の種類を確認しておいた方が良いでしょう。特にAO入試など帰国生入試以外の入試方式で受験する場合は、グループ面接や集団討論を採用している場合があるため注意が必要です。


留学館KIKOKU塾では、帰国生入試の面接対策を行っています。
オンラインでの受講が可能ですので、ぜひご活用ください。

無料個別相談のお申込はこちら


こんにちは。留学館KIKOKU塾です。

帰国生入試にはほぼ必ずと言っていいほど「面接」が課されますが、面接は合否判断にどのくらい影響するのでしょうか。今回は、帰国生入試における面接の位置づけについて考えてみたいと思います。

 

~この記事の著者~

Cyber Brain

入試情報に関するご相談はこちら

 TEL:048-981-1230
10:00~19:00(毎週火曜日、第二水曜日定休)

記事カテゴリー

入試情報

大学への出願について

KIKOKU塾情報

留学館が『テラコヤプラス』の取材を受けました。

お知らせ

新型コロナウイルス感染防止に伴う弊社の対応について

お電話

お問合せ

資料請求