外国語能力試験の種類について

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1.英検（実用英語技能検定）

英検は、日本で最も有名な英語の資格試験といってもいいかもしれません。レベルは1級・準1級・2級・準2級・3級・4級・5級の7段階に分かれています。それぞれの級は学校の課程とリンクしており、1級は大学上級卒業程度、2級は高校卒業程度という目安になっています。上智大学の帰国生入試では、最低2級から出願できます。


2.TOEIC（Test of English for International Communication）

外資系企業などへの就職試験で要求されることが多い試験です。そのため、ビジネスシーンを想定した表現や単語が出やすい傾向にあります。レベル別に試験問題が変わるのではなく、上級者も初心者も同じ問題で受験します。日本では知名度の高いTOEICですが、受験者の大半は日本人と韓国人であり、アメリカでTOEICを知っている人はほぼいないようです。また、多くの生徒が受けるTOEIC L&Rはその名の通り「リスニング」と「リーディング」の試験です。大学によっては4技能分のスコアが必要ですので、別途 S&W（スピーキングとライティング）を受験する必要があります。


3.TOEFL（The Test of English as a Foreign Language）

英語が母国語ではない学生が、大学生活で米英語を＜話す・書く・聞く・理解する＞能力があるかどうかを評価するための試験です。130ヶ国、9,000以上の大学や機関で採用されており、英語で授業が行われる大学を受験する学生が受けています。そのため、大学生活や学術論文を想定した表現や単語が出やすい傾向にあります。試験時間が長く、4技能の複合問題やPC採点のスピーキングなど、難易度が高い問題が出題される試験です。


4.IELTS（International English Language Testing System）

ブリティッシュ・カウンシル、IDP：IELTS（オーストラリア、ケンブリッジ大学英語検定機構）が共同運営している試験です。入学審査に採用する教育機関が3,000を超えており、英語力証明のグローバルスタンダードテストとして定着しはじめています。海外留学、研修のために英語力を証明する必要のある人、イギリス、カナダ、オーストラリアなどへの海外移住申請者が受験しています。また、TOEFLよりも試験時間が短いですが、TOEFLと同じくIELTSの難易度は非常に高く、世界基準で評価される非常に巧妙なテストです。スピーキングはface to faceで行われます。ライティングの採点が非常に厳しく、毎年受験生が総合点に伸び悩む原因としても有名です。


5：GTEC

＜読む・聴く・書く・話す＞といった 4技能を測る試験です。ビジネスシーンを想定した問題を、受験者の能力に合わせて出題します。受験時間も80分と短く、オンラインで気軽に受けることができます。主に企業が海外派遣などをする際に、社員の英語能力を判断する基準として導入しているケースが多いようです。文部科学省から、大学入学共通テストへの「GTEC（ジーテック）」の活用が発表されました。これを受けて、2020年度から正式に、ベネッセコーポレーションのスコア型英語検定「GTEC」の受検結果が、大学入学共通テストに利用されることとなります。


6：TEAP（Test of English for Academic Purposes）

上智大学と日本英語検定協会が共同開発した、大学入試向けの英語運用能力測定試験です。テスト形式は総合的な英語力を正確に把握することができるよう、＜読む・聞く・書く・話す＞の4技能で構成しています。とりわけ日本の英語学習者の弱点と言われる「Speaking」と「Writing」については、世界的に有名な英国のベッドフォードシャー大学の研究機関である、CRELLA（Centre for Research in English Language Learning and Assessment）の監修のもと開発が行われています。


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志望する大学・学部によって、外国語能力試験の採用状況は異なります。要項をよく確認してから受験しましょう。外国語試験対策についてご不明な点がありましたら、留学館KIKOKU塾までご相談ください。


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