<帰国生入試>受験までの流れ
こんにちは。留学館KIKOKU塾です。
東京では早々と花粉症の季節が到来しておりますが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
今月から新学年に進級された皆さま、おめでとうございます。今年度受験生の皆さんは、入試本番まで残すところあと7ヵ月程となりましたね。今日は、帰国生入試を受けるまでの流れをご説明していきます。
帰国生入試において必要な準備は、学校によっても異なりますが、概ね以下のようになります。
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① 受験校の決定
② 願書・パンフレットの取り寄せ
③ 出願書類の準備
④ 出願手続き
⑤ 入試対策(学科試験・面接)
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① 受験校の決定
受験校の選択において最も大事なことは、受験方式及び受験資格の確認です。
各大学のホームページで、
⑴ 志望大学が帰国生入試を行っているのかどうか
⑵ 受験資格として何を要求されるのか(自分は出願資格を満たすのか)
を確認しましょう。
受験資格としては、留学生の場合は単身留学での受験可否と滞在年数は重要な確認事項です。さらに、統一試験の結果や語学能力証明が必要かも確認しましょう。
また、受験校の決定については、受験スケジュールも関わってきます。一部の大学を除き、帰国生入試の試験はほぼ週末に行われます。そのため、例えば関東の大学を遠方地から受験する場合は、毎週上京するのか、それとも滞在し続けるのかも考えなければなりません。さらに試験日が重なっている大学がありますから、その選択も必要です。
なお、「学校見学が必要かどうか」という質問をよく頂きますが、見学のためだけに帰国する必要はありません。帰国生の多くは見学をしていませんので、長期休暇で一時帰国していた場合に訪問するなどで十分です。その際、入試担当者から話を聞く機会があるオープンキャンパスに参加する方が望ましいでしょう。また、各大学の入試課に見学したい旨を伝えてアポイントを取れば、個別に大学案内をしてくれることもあります。志望校には積極的に連絡を取ってみてください。
② 願書・パンフレットの取り寄せ
受験校が決定したら、願書を取り寄せましょう。同時にパンフレットも取り寄せておいた方が良いでしょう(近年ではデジタルパンフレットのみの大学もあります)。なお、願書は入試本番の2か月前くらいに出されることが多いです。 その為、第一志望校に関しては、今のうちに前年の受験要項を確認しても良いでしょう。早いうちに要項を読み込むことに慣れておくと直前の準備で慌てずに済みます。
③ 出願書類の準備
願書を取り寄せたら、出願に必要な書類を確認します。どの大学にも共通するのが、卒業(見込)証明書、高校3年間の成績証明書です。これに加え、在籍証明書、推薦状を求めている大学もあります。上記4つは、主に現地高校の先生に頼むことになります。
また、大学が書式を指定している場合もあります。この場合、大学から取り寄せた書類を現地に郵送してから高校に依頼することになり、多くの時間を要しますので注意が必要です。
なお、学校によっては、成績証明書がなく学期ごとのスクールレポートしか出さないという場合もありますが、問題ありません。これらの書類は、大学によっては厳封を要求していることがあるので、基本的には厳封(学校のスタンプと作成者のサインを綴じ目にもらっておく)してもらうよう、お願いして下さい。
部数は出願大学数+3部ずつもらっておけば足ります。 多くもらっておく方が安心ですし、上記のように厳封をしてもらっても、1部は開封して内容を確認しておきたいので、出願大学数ピッタリで頼まないようにしてください。
日本の高校に在籍していた時期がある場合は、原則として日本の高校からも在籍証明書と成績証明書を出してもらわなければなりません。在籍期間によっては成績証明書を出せないという学校もありますから、その場合は大学に確認が必要となります。(このような場合でも受験はほぼ認められます)。
学校書類以外に、統一試験の結果及び語学能力証明書の提出が必要な大学もあります。これも書類で良いのか、それとも各機関から大学へ直送すべきなのかは各大学によって異なります。直送の場合にしても、書類にしても、各機関に依頼してから大学(もしくは手元)に届くまでかなりの時間を要しますので気を付けましょう。 その他、志望理由書など自分で作成するものがあります。これも大学によって分量や内容が異なります。願書一式を書き上げるのには10 時間は要します。直前に慌てないよう、計画的な準備を行っていきましょう。
④ 出願手続き
全ての出願書類を揃えたら、あとは各大学に郵送すれば良いだけです。ただ本人が日本に帰国していない場合は、 大半は日本の家族・親戚を経由することになります。これは、現地で揃える書類と日本で揃える書類(受験料の支払いなどを含む)があるためです。 近年では、オンライン出願が可能な大学も増えています。この場合でも最終的にはプリントアウトして郵送する場合が多いです。また、帰国生入試やAO入試がオンライン出願に対応していないこともありますから、しっかり確認しまし ょう。
出願期間には幅がありますが、できるだけ早めに出すようにしましょう。書類にミスがあった場合に、余裕を持って修正できるようにするためです。毎年必ず書類の修正を求められる受験生が出ています。出願期間内で処理できれば問題ありませんが、出願期間を過ぎている場合は、大学が指定した期日までに完了させなければなりません。この期間が短いこともあって、現地から書類を取り寄せる必要がある場合に対応が間に合わないケースがあります。これらのことを考えると、なるべく早く出願しておいた方が良いでしょう。とはいえ、早めに出願するために志望理由書が不十分な状態では本末転倒ですので、早め早めの準備を心がけましょう。
⑤ 入試対策(学科試験・面接)
学科試験は KIKOKU塾での日ごろの勉強で対応できますが、大学や受験方式によってはプレゼンテーションの練習が必要な場合などもあります。受験校が決まった段階で試験内容を意識しておき、日ごろの学習・生活内でも着実に準備を進めていきましょう。また対策の進め方が分からなかったり、悩みが生じたときは、すぐに教室までご相談ください。効果的な方法を提示していきます。
帰国生入試においては、多くの方が初めての経験となります。また、一般入試のように情報誌が充実しているわけでもなく、どのように準備を進めていけばよいか途方に暮れてしまう方が毎年たくさんいらっしゃいます。悩んだり考え込んでも解決しないことが多いですので、そのような場合はお気軽に教室までご相談下さい。
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